Saturday, May 12, 2007

日本語を学ぶ奇特な外国人の方のために

創慧研究所の「価値研究家」の長谷川さんとお話をしていて、日本語を外国人に論理的に教えるのが如何に難しいかを語った。

 野球に例えれば、ノムさん流の理論づくでバッティングのコツをつかむのではなく、とにかく練習の球を大量に打ち続けて無意識にコツを掴む方がよいのではないかと思った。

 であるからして、日本語を学ぼうとなさる奇特な外国人の方は、文法を学ぶのはそこそこにして、日本語の文章を大量に読んでください。

「習うより慣れろ」です。

C・W・ニコルさん、リービ英雄さん、デビット・ゾペティさんのような外国人の日本語小説の書き手が出てきて欲しいものです。

1 comment:

とぼ said...

はじめまして。日本語を使いながら、少しずつ覚えていきたいアメリカ人です。

「習うより慣れろ」ということばは、よく納得がいきますよ。日本文学はけっして詳しくないけれど、本を毎日読んでいます。そして、勉強のために読むんじゃなくて、日本語で本を楽しもうという精神を大切にしています。

西洋人が日本語で本を書いたことは知りませんでした。あんなレベルを目指せない自分でも励まされてしまいます!

アメリカ在住ですが、日本語の本が手に入りますので、もし僕の日本語感覚にいい影響を与えそうな本を思いついたら、是非教えてください。

ちなみに、今読んでいるのは椎名誠です。椎名の擬態語・擬声語の使い方が特に印象的です。