Monday, March 12, 2007

異文化との遭遇

「爽秋の春風駘蕩ならざる日々」、来訪者が4,000人を超えようとしています。

 年末の休みに、何気なく、昔かいた文章をアップして、ブログにしてみたのですが、何の宣伝もなく10日間で1,000人の人々が読んでくださったことに非常に感動しました。

 最近は、読者の期待に応えようと、無理をしてむかし書いたものをリバイスしてアップすることが多くなって来ました。これからは、なるべく最近見聞きしたこと、最近のトピックを中心に書き綴ってゆきたいと思います。

  あまり、不真面目な文章は読者受けが良くないのですが、アクセス増は喜ばしいことなので、一席設けさせていただきます。

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英会話スクールに通っていた頃、イギリス国籍の黒人の女性が懇切丁寧に英語を教えてくれました。

大学ではホメロスを専攻していたという非常に教養ある女性だったが、何日か通った後、授業中に仕事からの緊張感から解放された喜びからか、ついつい笑いが止まらなくなってしまった。

"What's funny?"

と黒人の女性が尋ねてきたので、答えようがないので、

”This smile deeply rooted in Orientalizm"

と答えた。

私が思春期の頃は、日本人異質論がはびこっており、日本人はなぜか意味もないのにニコニコして気味が悪いというということが流布されていたので、そう答えたのであるが、おそらく彼女にその真意は伝わらなかったであろう。

”You are funny guy. Funny"

と言われたので

”Oh, Yes. I'm funny guy. Exactly"

と笑いが止まらなくなった。

おそらく相手は、こころの中で、

”He is crazy. Definitly."

と思った事だろう。



(説明) 仕事に熱中しているとその長時間にわたり緊張し空気がピーンと張りつめます。そして、ついつい私的な時間にその緊張感から解放され、公的な場で意味のない笑いが込み上げてきます。私的に英会話学校に通うのは私的な行為でしょうが、ついついその公的な場で私的な笑いが込み上げてきます。公的な場で私的な笑いをあげた私は狂人そのものです。

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